遺伝子の研究により病気のメカニズムが分かろうとしています、それと共に薬の開発も活発的です。日記に書かれた遺伝子由来の症状(?)は薬で効果があげられると言う日もくるかもしれませんが、その人の遺伝子の特徴(個性)をつかんでその人にあった治療をするオーダーメイド治療が個人的に期待するポイントです。十人十色と言われるとおり、遺伝子レベルにまで個性は生きていますから合わない薬を投与されてひどくなるケースも防げるかもしれないでしょう。ただし、オーダーメイド治療は遺伝子情報を完璧に解読しない限りにはまだ普及できるものではないものだと思っています。(ヒトゲノム計画で人の遺伝子を全部読んだと言っても、それはただ記号を読むだけ、順番がわかっただけで、まだ中身は分からないと言うことだそうです。)しかし、遺伝子工学や、分子生物学的な研究が進むにつれて人間の欲望などが出てきてしまうもので、ご存知クローン人間や、不安が先立つ遺伝子組み替え食品など問題も出てきてしまっているのもこれまた現実だと思います。さらには遺伝子よりも大きくなりますが、ES細胞と言う細胞も少し恐い問題を抱えているように思えます。万能細胞といわれているこの細胞は薬を加えたり、ちょっといじったりするだけでもからだのある部分の細胞となり、肝臓や、脳細胞などを作り出すことが可能です。ただし、このES細胞の材料は有精卵子なので倫理の問題も浮上していますし、さらには体のある部分が作ることができるわけですから例えばパソコンや車の使えない部品を変えるが如く臓器がパーツ化してしまい、生命価値観の変貌さえ予想してしまいます。
この発言を立てたわけですが、遺伝子工学の進歩による病気の解明には期待と希望をもちたいものです。
- (15954) 神の領域 Mujina
さん 投稿日:2003年09月03日(水)
04時01分
神の領域に足を踏み入れていますね。髪の領域ぐらいにとどめておけば
かわいいものなんですが。あっ、おちゃらけているわけではありません
真面目にそう感じたものですから。多くの人間は、きちんと考えている
んだけど、ちょっと狂気の研究者や権力者の手にかかると、或いは、意
識せずとも偶然の産物で、思わぬ結果を招くおそれはありますね。