11代目の後継機選び

10代目のパソコンであるLet’s note AL−N2(1997年7月購入)を肌身離さず持ち歩いて2年半が経過した。福島−東京間を毎日移動して、自宅、新幹線内、会社、出先と、ありとあらゆる場所で活躍している。故障らしい故障も無く(キーボードパネルの交換<無償>、バッテリーの交換<無償>くらい)、素晴らしいパソコンである。塗装がはげたり、液晶に死に画素が増えたり、蓋固定のノッチが折れたり、ネジがとんだり、ビールを浴びせられて死にかけた(自然復活)こともあったが、まあ、良く働いてくれた。大蔵大臣の許可も出たことなので、ダイヤ改正に向けて新型車輌じゃなくて、新型ノートを投入しようかと検討を開始した。


第一候補・・・Panasonic Let's noteシリーズ(2000/2/27)

現役である10代目(Let's note AL-N2)の活躍を考えれば、11代目もLet's noteシリーズが、第一候補になる。しばし、ノートパソコンのスペックをチェックしていなかったので、他社製は勿論のこと、Let's noteシリーズですら、どんな機種があるのか、全く判らなかった。Let's noteのHPを眺め、何機種かのカタログ(PDF)をdownload。このPDFは容量の割りに、印刷に異常に時間を要するような気がするのだが気のせいだろうか?

カタログを軽くみたところでは、M1シリーズが、自分の用途に向いているようではあるが、AL-N2を買い求める時ほどの魅力が感じられない。97年6月製のAL−N2に比べて、下記3点で劣っているせいである。

×AL−N2の光学式トラックボール(径19mm)を採用した機種が無い
×AL−N2は3時間駆動可能だったが、M1では1.5〜1.8時間と短くなっている(標準バッテリー)
×AL−N2で内蔵だったパラレル、シリアル、外部ディスプレイ等のコネクタが外付け(オプション化)

下記5点は改良点のはずだが、自分の要求仕様からすると必ずしも改良ではない・・

?液晶は、1024x768ドット,1670万色(ディザ)と仕様向上だが、800x600,6.5万色で十分
?重量(CD無)は1.4〜1.5kgで140g〜40g軽量化だが、3)のコネクタが無いこと考えるとトントン以下
?厚さは、29mmで10mm薄だが、幅・奥行きは、逆に15・23mm増えている
?LAN、Modemを内蔵したものの、PCMCIAスロットが1個。2スロットに自由に挿せた方が良いかも
?拡張、大容量バッテリーの選択で駆動時間をアップできるが重量増となる

間違いなく、改良と言えるのは、下記3点であろうか?

○速度:AL−N2とは比較にならないだろう。バスクロック100MHzにも興味あり・・
○内蔵HDD:容量アップは無条件にうれしい(1.6GB→8.1GB)。空き不足で四苦八苦なので・・
○USBコネクタ:USBデバイスを持ってないけど、今後はきっと必要となるのだろう・・

自分としては、以下の要望を強く訴えたい!

!オプションの大容量バッテリーを最初から搭載して欲しい(重量とコストがアップしてでも)
!着脱式CD-ROMを、着脱式CD-Rにすれば魅力あり。CD-RW機は不要(互換性の問題から)
!サイズアップしているのだから、外部ディスプレイ、パラレル等のコネクタを内蔵すべき
!厚さ増してもいいから、光学式トラックボール(径19mm)を採用してほしい

と不満を書いた後、

地味だが自分向きのモデル(CF-S23J8S)を発見(2月29日)。

○CPUをMobile Celeron 300MHzに高速化し、HDDを6GBに容量アップ
○現行機種と、ほぼ同じ、サイズと重量(40gアップ)で、バッテリー駆動時間を1時間アップ
LANカードを内蔵USBコネクタを新設その他のI./Fは従来と同様(PCMCIAx2スロット保持)
○液晶は同解像度ながら、表示色を6.5万色から1670万色にアップ(見ても判らないような気がする
△ボール径は3mm小さくなったが、光学式トラックボールを採用
※厚さが(ほぼ)同じなのに、トラックボールの径が3mm小さくなってしまったのが残念、何故?
※最近のモデルにしては、スペックが地味な気もするが・・仕方が無いだろう。

シリーズ AL−N2 CF-S23J8S Let’s note M1シリーズ
モデル CF-M1V CF-MEV CF-M1R CF-M1ER
CPU Pentium/MMX Mobile Celeron Mobile PentiumV
CPUクロック 150MHz 300MHz 333MHz 400MHz 400MHz 500MHz
バスクロック 66MHz 100MHz 66MHz 100MHz
RAM EDO 64MB(初期32、max96) 64MB(〜128) SDRAM 64MB(〜192)
HDD 1.6GB 6GB 8.1GB
液晶 800x600(6.5万色) 800x600(1670万色) 1024x768(1670万色)
VRAM 1.1MB 2.5MB
LAN - 10BASE-T/100BASE-TX
MODEM - 56KModem/14K FAX
FDD 外付3モードFDD
CD-ROM - 着脱式CD-ROM
ポインティング 光学式トラックボール(径19mm) 光学式トラックボール(径16mm) スマートポインターV
OS Windows95(OSR2) Windows98(CD付) Windows98SE(CD付)
重量(CD無/有) 1.54/-kg 1.58/-kg 1.4/1.6kg 1.5/1.7kg 1.4/1.6kg 1.5/1.7kg
駆動/充電:標準 3/?h 4/4-10h 1.8/2.5-5.5h 1.5/2.5-5.5h
駆動/充電:標準+拡張 -   7/7-18.5h 6.2/7-18.5h 6.6/7-18.5h 6.2/7-18.5h
駆動/充電:大容量+拡張 -   11/9.5-28h 9.5/9.5-28h 10.6/9.5-28h 9.5/9.5-28h
サイズ W255×D192×H39mm W255×D192×H38.2mm W270×D215×H292mm
I/F P,S,CRT,Mouse,KB P,S,CRT,Mouse,KB W270×D215×H292mm
PCMCIA TypeUx2 TypeUx1
USB -
音声 PCM音源(ステレオ)、モノラルスピーカー、マイクジャック PCM音源(ステレオ)、モノラルスピーカー、モノラルマイク
キーボード 88キー(17mmピッチ)、   86キー(17mmピッチ)

今時のデスクトップ・・・

1)アキア(株)の「MicroBook5846ECR」(2000/3/7)

省スペース型パソコン、15インチCRT付きで、¥99,800。CD-RW搭載に興味沸く(CD-Rで良いのだが)。

主な仕様:Celeron(466MHz)、128MBメモリ、10GB-HDD、Modem、10/100BASE-TX。

※同じ頃、AMD Athlon(1GHz)が出荷。CPU価格は1299ドル(1000個ロット時)。次は、Intelか。

2)SOTECの「PC STATION M760/M355V」(2000/3/25)

普通のデスクトップパソコン、17インチCRT付きで、¥138,000。CD-R/RW兼用機搭載である(◎)。

主な仕様:M760:Athlon(600MHz)/M355V:PentiumV(550MHz)、64MBメモリ、20GB-HDD、FAX/Modem。


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