瀕死のノートパソコン

99/1/12,帰宅すると交換用のバッテリーが届いていた。充電しつつ,会社で読み損ねたメールの確認,スターイニーボトルの栓を開けて上機嫌であったのだが,愛機のLet's note AL-N2にビールを飲ませ瀕死の重傷を負わせてしまった。今年は厄年,最初の悲劇が起こった


99/1/12(火)被害状況

十分に乾かしてから,電源スイッチを入れてみたところ,通常通り,メモリカウントなどはするのだが,その後”301 Keyboard error”と表示してBIOS画面を表示。ESCキーなどは効くが,カーソルキーやEnterキーなどビールがかかったあたりのキーボードは効かない。外部キーボードを接続してみたが,現象は変わらず。キーボードの交換になるかと予測。

99/1/13(水)修理依頼でビビル

首都圏松下テクニカルサービス(株)秋葉原お客様ご相談センターに持ち込む。ここに持ち込んだのには理由がある。好印象を持っているのだ。昨年のことだが,購入後半年位たった頃だと思うが,あるキーが破損した(通常の使用でキーを支える棒が折れた)。サポートセンターに電話しているうち,秋葉原に近いなら,相談センター(上記)に持ち込んだ方が良いと言われ,持ち込んだ。キーボードには構造的な問題があったらしく,無償で改良品と交換してくれるとのこと。修理には数日要するはずだったが,どういう訳か,その日のうちに修理が完了して,手元に戻った。
しかし,今回は時間も金もかかりそうである。年末・年始後で修理残を多くかかえているらしい。症状を説明すると,「最悪,マザーボード交換になると10万以上かかってしまうのですが・・」というお言葉にビビル。高額の場合は,事前に修理するかいなか連絡してもらうことにした。最悪の場合は,修理ではなく,新品を購入した方が良いという結論に至るかもしれない。HDDの中身はどうなるのか?

99/1/14(木)バックアップデータ存在するも利用できるまでのあれこれ

@不幸中の幸い,バックアップPDが存在
私物のAL-N2だが,会社のPCよりも使い勝手が良かったので1年半前から業務にも全面的に使用していた。従って,AL-N2が無くなり手足をもがれた状態。代替PCはあっても,中身のデータが大事。サーバには1ヶ月前のデータしかない。だが,珍しく,1月10日に自宅でPDにバックアップを取っていた(日頃やらないことをしたからトラブルに見舞われたのかもしれない)。壊れることを予測していたかのような絶妙のタイミングだ。
APDドライブ認識できず
会社にPDドライブを持ち込みセントロ接続での認識を試みる。しかし,ドライバがたこなのか,一向に認識できず。やむなく,同僚の私物である,let's noteを借りてPCMCIAカードでの接続をすることにした。ところが,間抜けなことに,PCMCIAカードを自宅に忘れてきていた。マーフィーの法則が頭をかすめる
Blet's note stationに感謝
ミクニイーストビルの2F周辺機器のP3ステーションと併設困った時の神頼み。let's note stationに,PDとCD-Rメディアを持ち込む。事情を話すと,
PDからCD-Rへデータ複製をしてくれることになった。感謝,感謝。午後一で,無事,CD-Rを受け取ることができた。
C上司のPCでピンチ
隣席の上司のPCはかつて自分が使っていたもの。上司は不在なことが多いため,そのPCを臨時で借りることにした。さしあたって複数ユーザーで使えるようにし,メールを二人で使えるようにする。コントロールパネルのユーザーをクリックして,自分用のユーザーを作成したのだが,マニュアルも読まずに,思いこみで操作したのがまずかった。自分のユーザー名でログインしてメールを立ち上げると上司のメールが複製されている。やばしと思い,上司のユーザー名でログインしてみると,なんとメールは空っぽの新規状態。自分と上司用のメール環境が逆になってしまった。これは,いくらなんでもやばい。
D回復
自分用と上司用のMailフォルダを探す。設定状況が異なったのか,全く別階層ではあるが一応それらしきものが見つかる。自分用に登録されたMailのフォルダを上司用のMailフォルダに置き換え,folders.nchを削除し,Mailソフトを起動。メールの送受信が正常にできることを確認しほっとする。しかし,簡単に予測がついてしまう,上司のログインパスワードとメールアカウント用パスワードは変えた方がいいですよと,本人に進言するつもりである。

99/1/15(金)代替環境完成

自宅のDesktopにも代替作業環境を構築し,取りあえず,会社も自宅でも何とか作業できるようになった。あとは,AL-N2の修理を待つのみだが,どうなることやら・・

99/1/19(火)音沙汰なし

松下テクニカルサービスからの連絡が無いので,しびれを切らして連絡をいれてみる。「一週間位はかかりますので。まだ,工場から連絡がありません。」・・じっと,我慢するしかない。

99/1/21(木)復活

修理に出して9日目。再度,松下テクニカルサービスに連絡をいれる。「今日,工場から戻ってきました。現象が再現せず,問題ないとのことです。」・・狐につままれたような気持ちだが,受け取りにいく。処置欄には,「長時間ランニングテスト 症状再現せず 返却させていただきます」と記載されている。外側から乾かしきれなかったところがあり,時間経過で自然乾燥し,何事もなく動き出したということなのかと思う。とりあえず,復活したわけで,費用もかからなかったことで救われた。昨日あたりは,最悪の事態を想定して,秋葉原で後継機候補の物色をしていたが,また先のことになった。


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