シグマリオンの日々

自分の中では、最初で最後のPDAは、HP 200LX そう決めていた。全ての面で完成されたDOSマシン。だが、インターネット全盛になると、手軽に持ち運べるWindowsマシンが欲しくなってきた。WindowsCEマシンは、中途半端な気がして好きになれなかったのだが、Sigmarionが登場した時には、少し心を揺さぶられた。ゼロハリバートンによるデザインという外見部分もさることながら、他のCEに比べて安価だったことが大きなポイント。しかし、スペック面で犠牲にしたところも見受けられ、所有したいとまでは思わなかった。2001年のGWに北東北自転車ツーリングの計画を立てた折り、漠然と気になったのが、一日も欠かさずアップしていた通勤日記の更新をどうしようかという事。なるべく軽量化したいのに、ノートPCを背中に背負って行くのも嫌だし。そんなことを考えていた2001年3月に秋葉原を散策していて、Sigmarionの激安品に遭遇、衝動買いでゲット。ツーリング期間(2001/5/3〜5)の日記も簡単な内容ながら途切れずに更新することができた。そして、10月、モデルチェンジしたSigmarionUをゲット。すっかり、シグマリオンの日々になりつつある今日この頃。


!!取り扱い注意(2002年3月22日)

見た目はゼロハリバートンのアタッシュケースもどきですが、頑丈の造りになっている訳ではないので、大事に取り扱わなくてはなりません。一応、気を遣っているつもりなのですが、右下角に位置する右カーソルキーのキートップが吹っ飛ぶトラブルを経験しています。SigmarionSigmarionUとで2回も同じトラブルを経験しています。取り扱いが悪いと言われれば、それまでですが、ヤワな事は確かです。注意しましょう。

!!保証期間に注意(2001年11月26日)

保証期間1年というのは、皆さん、御存知のことと思います。ところで、ACアダプタの保証期間を御存知ですか?

なんと、たったの10日らしいです。先代Sigmarionで半年後位に故障したのですが、「新規購入になります。」とのことでした。ちなみに、お代の方は、¥5,600だそうです(某○コモションプ確認)。ACアダプタは壊れないだろうと思うのは甘いです、通常使用でなんら痛めつけたわけでもないのに壊れたのですから・・皆さん、注意しましょうね(しようがないけど)。

ところで保証書裏の細かな文字を追っかけても、ACアダプタの件は書かれていない。付属マニュアルや添付の注意書きビラなどのいずれかには書いてあるのだろうが・・一体、どこに書いてあるんだ!!

SigmarionUでホームページ更新(2001年11月11日)

日頃は、Let's note(CF-B5V)でホームページの更新を行っています。画面の狭さや動作のノロサはあるけれど、SigmarionUでも十分にホームページの更新は可能です。余り参考にはならないかもしれないけど、自分の場合について、簡単に紹介します。

1)コンテンツの更新

HTMLファイル:

写真が見にくくてすみません。MPエディタ(Sigmarion標準搭載のエディタ)で編集します(左写真)。例えば、日記の様に日々更新するものの場合、HTMLエディタでテンプレートを作っておけば、タグに不慣れな場合でも、最低限のことだけ理解していれば、エディタだけで支障なく編集できます。編集後は、IEで表示して確認します(右写真)。


画像ファイル:

デジカメで撮影した画像を取り込みます。CFタイプのメモリカードでなくとも、アダプタカードを準備すれば対応できます。自分の場合は、デジカメがスマートメディアなので、PRETEC製のCompactSSFDC(スマートメディアをCFスロットに変換するアダプタカード)を使用しています。なお、間違えやすいのですが、金色の記録メディア部分を下側にして挿しこみます。左写真のまま、挿しこむと認識できません。


次に、トリミング・縮小等でサイズ調整、明るさ・コントラスト・シャープネスなどの画像修正が必要になります。なかなか、良いソフトが見つからなかったのですが、シェアウェア($49、1ヶ月間は試用可能)のPocket Artistは、お薦めです。機能は十分ですが、SigmarionUの画面で微細な変化が確認できるかどうかは微妙ですが、まあまあのレベルまでは対応できると思います。


2)アップロード

FTPクライアントソフト:

プロバイダによっては、ブラウザ経由でアップロードや更新ができる場合もありますが、一般的には、FTPクライアントソフトを使ってコンテンツをアップロードすることになります。Sigmarion時代に使用していたシェアウェアのWceFtpは、サーバー側のファイル数が多い場合に動作が不安定で実用に耐えませんでした。SigmarionUでのWceFtpの動作確認は未だ行っておりませんが、先日、フリーのCederFTPを使ってみましたが、問題なくアップロード(ダウンロードも)処理を行うことができました(左写真)。他に、もっと使い勝手の良いソフトがあるような気がしますが、まあ、特に支障はありません。右写真は、AirH"(CFE-02)カードです。アクセス中なのでLEDが点灯しています。


3)掲示板、Chat

IE4.01(Sigmarion標準搭載のブラウザ)掲示板やChatのメンテナンスも必要です。Sigmarionの時は、自分の掲示板やChatなど見ることは出来るのですが、書きこみはエラーになってしまいます。SigmarionUでは、ブラウザ等がバージョンアップしたお蔭で、問題なくかき込みも出来るようになりました。自分のHPの中では、唯一、伝言板への対応が出来ておらず表示が出来ません。特に支障はありませんが。

4)メール

メールは、MPメール(Sigmarion標準搭載のメーラー)で何の問題もなく対応可能です。

SigmarionUでAirH"(2001年11月5日)

Sigmarionをゲットした時は、何の迷いもなく、P-in comp@ctをゲットした。しかし、P-in comp@ctとの組み合わせで通信が不安定で切れまくる問題が明らかになる。無償で改修してもらったのだが、それでも切れやすい傾向があった。Let's noteでも使ってみたが、それまで使用していた、SII製のMC-P200(PHSデータ通信カード)と比較すると歴然と性能差が露呈。そこで、H"petit(日通工製CFE-01、日通工は現在、NECインフォテリアになっている)に換えた。しかし、このH”petit(プチ)がイマイチ。怒りの余り、プチっと切れるプチ(petit)と言いまくったものだ。

左がH"、右がAirH"SigmarionUになると、Docomoも考えた。他社のPHSカードを使われたのでは、商売上がったりとばかりに、Docomo以外のカードにはプロテクトをかけて認識できなくした。バッテン、その後に製品化されるものをプロテクトする機構は無かったらしく、AirH"カードなどが、SigmarionUで動作するという報告あり。手持ちのH"petitは認識されなかったが、11月2日に市場に登場したAirH"(NECインフォテリア製CFE-02)のカードは問題なく認識され使用することができた(2001年11月5日ゲット)。37mmも飛び出すAirH"petit(TDK製RH2000)と比較して、出っ張り部分も少なく(12〜13mm位かな)、アンテナも内蔵式なので見た目はスッキリ。

H"では、PIAFSの32Kor64K通信が可能だが、AirH"では、32K(下り最大)/17K(上り最大)のパケット通信(電話番号の後に、##61を付加)。速度的なパフォーマンスでは低下した感が否めない。特に、FTPアップロード等、上り方向を使う場合に、その傾向が強い。しかし、メリットもある。petitでの切れやすさに失望していたのだが、AirH"になったら結構粘るのだ。例えば、極端な例では、新幹線の小山-宇都宮間で接続が維持できたという実績もある。勿論、電波状況が悪いと応答がないという状況も多々発生したが、それでも切れないというのは凄い。何と言っても、使い放題の契約をしているから、接続時間は気にならない。気になるのは、SigmarionUのバッテリーの持ちである。通信時、約80mAという消費電流が大きいのか小さいのか、イマイチ、実感がわかない。体感的な表現をすれば、未通信時なら数日間心配のいらなかったバッテリーが、通信を多用すると、一日でバッテリーが心配になると言う感じである。

※当初、受信トレイやIEからの接続は出来るのに、MPメールからの接続だけNG(キャリアが検出されません)だった。モデムの設定の呼び出し時のオプションで追加設定に、S141レジスタの指定が勝手に入ってしまっていたのを削ってからだと思うのだが、上手く行くようになった。

SigmarionUで音楽観賞・英会話(2001年11月1日)

Windows Media Player for Handheld PCが搭載されている。mp3ファイル等を再生することができる。内蔵スピーカーはモノラルだが、ヘッドホン端子はステレオ(Sigmarionでは、モノラルだった)。好きな音楽のほか、英会話教材なども聞くことができる。SigmarionUで遊んでばかりいると誤解されやすい方は、英会話学習をしているんだとアピールしてみるのも良いのでは・・。
左写真は、Sigmarion Menuは、デフォルトで起動されるランャー。搭載アプリケーションが分類登録、ワンクリックで起動できる。My menuには、自分でアプリケーションを登録することもできる。左端に、E-Mail(MPメール)、BROWSER(IE4.01)、右端に、INTERNET SETUP(インターネット通信設定)、mobileCoustom(カタログのダウンロード・閲覧やカスタマイズ)の4つのアイコンは常時表示されている。


2001年11月1日(木)Docomoショップによる対応の違い

SigmarionのACアダプタは、使い始めて数ヶ月で故障した。テスターで計測したところ電圧ゼロだ。幸いに、手持ちのPanasonicのCD/PDドライブ(LF-1500)用のACアダプタが互換であったため、それで代用していた。しかし、保証期間のあるうちに直してもらった方が良いと思い、行きつけの、八重洲店に持参。症状を聞いて奥に引っ込んだ受付のお姉さん(全然関係ないんだけど、浜崎あゆみと相原勇を足して2で割ったような感じの方)。奥で、なにやら話をした後、「保証対象は本体だけになりますので、ACアダプタは別途お買い上げいただくことになります。」・・寝耳に水。でも、特に困らないので素直に引き下がる。しかし、なんとなく納得できず、八丁堀店に電話で確認する。「水に濡らしたり、落としてショックを与えたことは無いですか?」。勿論、そんなことはしていないので、「ありません」と答えると、「保証書とACアダプタをお持ちいただければ対応致します」。この差は、何なのだろうか。後で、保証書を確認するが、ACアダプタは例外だなんて一言も書いてない。そう言えば、八重洲店での、これまでの対応を思い返せば、画面表示がオカシクなって修理に出した際、窓口で有償になります、データは消えますと言われたが、結果的には無償対応でデータも消えていなかった。その際、1ヶ月経過しても修理が上がらず、しびれを切らして電話をすると、「メーカーから戻っていません」と言いながら、数時間後、「たった今、メーカーから修理が上がって戻ってきました」という連絡。P-in comp@ctの解約をした際には、その時点までの料金を現金で精算させられたが、後日、二重に徴収してしまったということで返還手続きの文書が届く。言われたことを鵜呑みにできないショップという印象が、私個人としてはある。

2001年10月30日(火)SigmarionUをゲット

SigmarionがYahooオークションで落札された為、SigmarionUの購入を決断。本日現在、価格.comの最安値の店、ニッシンパルに昼休み出向き、\39,300にて購入。

何故、底面の写真をアップしたかと言うと、ゴム足の部分(赤丸で囲んだ部分)について、一言書きたかったからだ。SigmarionからSigmarionUへの改良ポイントは多々あるらしいが、ゴム足一つとっても、位置を1mmほど端にずらして、画面をピックした際に、倒れにくくしたという話を聞いて、妙に、気にいってしまったのだ

予想どおり動きは軽快。CPUがアップグレードされただけの事はある。おって、レポートをアップする予定。自分のHPの更新、メンテナンス使用での、ftp動作の不安定解消とBBS書きこみエラーの解決になるかどうかは、通信環境が整うまで評価はできない。というのも、Sigmarionで使用できたH"petitは、SigmarionUでは使用できない。これは、既知の制約事項。CFカードタイプのAirH"カードに期待している。素直に、P-in m@sterなどにすれば良いのだろうが・・一旦、P-in comp@ctを解約してH"petitに変えた自分としては、戻りたくない気分である。H"のカードにプロテクトがかかっていると聞けば、なおさら、それを逃れる手はないものかと考えてしまう。ああ、こんな時の天邪鬼精神は、損をするような気がしないでもないが・・




SigmarionUに心揺れる


Sigmarion2・・噂のマシン、遂に登場。Sigmarion所有(修理中)なので静観したいけど・・気になる。

期待する点

OS含むソフトウェア環境のバージョンアップにより、制約(例えば、自分の掲示板への書き込みが出来ない等)が緩和されるものと期待。自分のホームページの掲示板ぐらい書き込みしたいよね、やっぱり。

バッテリー性能を犠牲にせずに速度向上を実現しているらしいこと。バッテリー性能が犠牲になるぐらいだったら、遅いままで十分。

躊躇する点

H"petitを使えなくしているらしいこと(切れまくる、P-in m@sterからH"petitに変えたばかりなので・・まあ、H"petitにも不満はあるんだけどね)。

PHSモバイルの変遷:PHSケーブル接続→H"カード→P-in m@ster(Sigmarion用)併用→H"petitに変更。

地域による価格差(安く買えるなら嬉しいけど、高く買うのかとか思うと嬉しくない)。3万円代なら心が動く。

ホームページを更新出来るマシンとして期待しているんだけど、まとまなFTPソフトがなさそう(現在、使っているソフトは、動作が不安定)。写真のトリミングやレタッチをする使い易いソフトがなさそう。御存知の方がいたら教えて欲しいです。

ちょっと見、堅牢そうに見えるけど、全くヤワな造りであること。今度ので、強化されてるという話は聞かない・・。


Sigmarionについて


2001年5月23日(水)制約とトラブルについて

1)ブラウザの古さから来る掲示板への書き込みエラー

約2ヶ月ぶりのレポートである。以前から、薄々気づいてはいたのだが、ほぼ確証が取れた制約がある。それは、書き込みができない掲示板が多いことである。自分のHPの掲示板の書き込みも出来ない。これは、結構、知られていることらしい。「爪楊枝」というソフトウェアを介在させて書き込めるようになる場合もあるようだが、試した限り、自分の掲示板ではダメであった。このあたりは、ブラウザのバージョンをアップすることで回避できるかと思われるのだが、残念ながら、Sigmarionでは(CEでは?)、バージョンアップされたソフトウェアが見あたらない。当初は、インターネットにも接続できる素晴らしいマシンと紹介したが、JavaScriptの使用や、現ブラウザで対応していないタグ、その他が出現した場合、正しく動作しないものと思われる。まあ、現在のところ、自分が見に行くような範囲では、掲示板を除いては、特に支障なし。

2)インターネット接続環境を設定する際の注意

PHSからアナログのアクセスポイントに接続する必要があり、DocomoのPTE(?)経由でのダイヤルアップ接続の設定をしたが、電話番号が登録できなかった。何度も繰り返しているうちに、動作がおかしくなったかと思ったら、設定ファイルが壊れてしまった。新規登録も出来ない状態に。やむなく、メモリカードにメールやその他のファイルをバックアップした後、バッテリー&補助バッテーリーの両方を外して、強制的に初期化するはめに。ちなみに登録しようとした電話番号は、下記のような形式。前半が、DocomoのPTE接続用のアクセスポイントの電話番号で、’*’以降が、ダイヤルアップ先の電話番号である。

03−○○○○−○○○○*03−△△△△−△△△△#64

※2001/5/24:懲りずにリトライ・・今度は、壊れることも無く、無事に接続できた。何だったのだろうか?

3)不幸中の幸い・・初期化からの復旧は簡単

メイン&サブのバッテリーを外せば、購入当時の状態に戻る。この点については、OSの再インストールをしなければ、完全に初期状態には戻せない、Windowsマシンと大きく異なる点。メモリカードやActiveSync経由でPCへのデータバックアップも可能なので、そんなに痛手では無い。

2001年3月17日(土)その後

ゲットして2週間。毎日、携帯している。レッツノートを修理に出している間は、HPの更新もメールも全てこなすことが出来、大変重宝だった。現在、レッツノートとシグマリオンを持ち歩いている。結局、持ち物が485g増えただけなのかもしれない。モバイラーも体力が必要だ。
1)主な使い方
  メールやHPの通勤日記の更新などに使っています。電車を待つちょっとした時間でも、電源を入れて、すぐメールチェックできるのは結構重宝です。HPの更新は、FrontPageのようなHTML編集プログラムが無いので、内臓のMPエディタ(テキストエディタ)で編集している。タグを見ながらテキスト編集は慣れない方には辛いかもしれないが、慣れれば、軽快だし使いやすい。それに、FrontPageで、いじくりまわしていると不要なタグが一杯入りサイズが膨らんでしまうのだが、テキストレベルで見てお掃除をしたら、index.htmのサイズが1/5になるという副次効果があった。アップロードは、Wceftp(シェアウエア)を購入。リスト表示が遅いのと、P-in Comp@ctとの相性を改善する修理を未だ行っていない為、良く切れてエグイ。内臓ソフトの、InkWriterはメモがわりに重宝する。さっと手書きメモが書ける。電源の入り切りが瞬時に出来るからこそ使いやすいのだろう。
2)バッテリー
  予想通り減りを気にしなくて良い点は評価できる。自分の使い方だと二日に1回の充電で余裕である。設定の中にあるパワーマネージメントのアイコンをクリックして残量を見るのだが、20%単位の表示を行っているようである大雑把である。レッツノートなどは1%単位で表示しているのだが。考えてみると、余り減らないから、20%単位でも問題ないのかもしれない。ある時などは、結構使ったつもりだったが、まる1日たっても100%と表示されていることがあり驚いた。充電時間は5時間と結構長い時間かかる。
3)キーボード
  このサイズにしては使いやすい。新幹線内で使うには、膝に乗せての操作はシンドイのでトレイの利用が必須となる。
4)通信
  DocomoのHPから設定ファイルというプログラムをゲットしてインストール。P-in comp@ctの電波状況を確認できる点が便利。切れやすいという不具合は、電波が弱い状態で起きやすいからだ。但し、このソフトがエグイのは、起動したまま電源を切ると、次の起動時に、ハングアップしてリセットが必要になることだ。
5)PCとのファイル同期
  付属していたActive SyncをPCにインストール。シリアル、赤外線でファイルの同期が可能である。赤外線で使用中。当初、なかなか認識されなかったが、いつのまにか、正常に動作するようになった。結構便利。両方の時間合わせも行ってくれる。但し、両方で別個に同じファイルを更新してしまうと、競合違反が出てしまうので、運用を考えて使うべし。

2001年3月3日(土)ファーストインプレッション

アタッシュケースのような外観のSigmarion。ZERO HALLIBURTONのエンブレム、実際のところ、かなり目立ちます。右端にはみ出しているのは、CFスロットに挿入したP-in Comp@ct。SigmarionとP-in Comp@ctはベストパートナー。これで決まりでしょう。サイズは、W189xD107xH27mm。重量は、約485g。
6.2型のSTN液晶。640x240画素。カラー表示は6万5千色。液晶は見易い。キーボードは、14.1mmピッチでこのサイズにしては、かなり使い勝手が良い。スタイラスペン(本体に収納、造りは安っぽい)による入力とキーボード入力を併用することになる。
左がメインバッテリー(リチウムイオン電池)、右がバックアップバッテリー(CR2032)。今回は、購入時点で消耗していたので、新品と交換した。
SigmarionはCFスロット(TypeU)仕様なので、P-in Comp@ct本体のみで良いのだが、PCカードアダプターも付属していた(ラッキー)。レッツノートCF-B5Vでも使うことができる。小さいのは良いのだが、このアンテナは、いつか折ってしまいそうだ。アンテナを立てない状態でも、剥き出しになっているので、何かに引っ掛けたりすると危ないかもしれない。鞄から取り出す際など注意が必要である。
デジカメのスマートメディアをCFスロットで使う為のアダプター。偶然、見つけたんだけど、重宝。デジカメ画像を取りこむ以外に、レッツノートとファイルの交換に使える。挿入すると、メモリカードとして認識され読み書きできる。スマートメディアを挿入する時は、左写真の向きではNG。裏返し(金色面を下側に)にしないと認識されない。
お蔵入りしているHP 200LXと並べてみた。200LXよりは一回り大きいが、それでも、かなりコンパクトであることがわかる。右側は、200LXのキーボード。電卓のボタンのようで、使いにくく見えるかと思うが、これは、電車内で立ちながらでも両手打ちができる優れモノなのだ。ただ、新幹線で常に座っている身なので、もう電車で立ちながら使うというシーンは無いのかもしれない。
左は、スマートメディア用のCFスロット用アダプタ(\4,480)を購入した、秋葉館PDAさん。店員さんの対応は良かった。動作しなかったら、お持ち下さいとも言ってくれたし、好印象。

右は、Sigmarionを購入した、Mobile専科さん(地下1階で目立ちにくいのだが、今回、ここに入らなければ、購入は無かった。開封してしまったが未使用品ということで、破格の\29,900)。

写真は無いが、P-in Comp@ctを購入したのは、西村電機さん。PCアダプタまで付いて\1,000は嬉しい。

購入直後だが、近々に修理に出す予定

SigmarionとP-in Comp@ctの組み合わせで使う際に問題があったことは知られている。現在、出ているものは対策済の製品。未対策品は、2001年2月28日までに申し込めば、対策品と交換してもらえたようだ。今回購入した製品は未対策品だが無償交換期限を過ぎてしまっている。シグマリオンセンターに確認したところ、やや曖昧な返事ではあったが、4月初旬頃までなら、Docomoショップに持ちこめば一週間強の預かりで無償調整してくれるそうだ。どうも、聞くところによるとSigmarionのクロックを1割程度落とすらしい(これって性能低下だよな・・)。イマイチな対応だとは思うが、本日、通信してみたら、確かに途中で何回も切断されたので、修理に出すしかないだろう。

嬉しい点

いつでも電源の入り切りが出来ること。Windowsマシンだと起動時にかかる時間が馬鹿にならない(レジュームやサスペンドにしておけば良いのだろうが)、CEの軽快さは嬉しい。コンパクトな事も嬉しい。日頃、レッツノートを持ち歩いているとは言え、取り出せるシーンは限られる。Sigmarionサイズだと、どこで取り出しても、そんなに違和感が無い。スタイルは気に入っている、特に、P-in Comp@ctとの組み合わせがお気に入り。

キーボード入力とスタイラスペンの使用

キーボードは、本体サイズを考えれば文句の言いようもない良く出来たキーボードだ。このページのテキストの大部分を入力してみたがストレスは感じなかった。レッツノートと配置の違うキーで少しまごまごするシーンもあったが、すぐに慣れてしまうことだろう。メニュー操作、カット&ペースト、右クリックしたくなるようなシーンでトラックボールを捜してしまうことがあるが、その際は、スタイラスペンを使わなくてはならない。キーボードとスタイラスペンを交互に使うのはやや面倒。ボタンをクリックする位なら、指で直接クリックしても良いのだが、画面が汚れそうなので、なるべくスタイラスペンを使うつもり。蓋部分はデザインに凝ったせいか、液晶があるせいか、全体に占める重量配分比が高い。よって、スタイラスペンで無造作に液晶画面の上部の方を押すとキーボード部分が浮き上がって揺れる。まあ、そんなに強く押す必要は無いし、浮き上がらないように左手で押さえれば良いので、特に問題はない。タッチパネルの補正メニューがあり、購入直後の起動時には必ず通過するメニューなのだが、表示されたクロス(各コーナーと中心の計5点)の中心をスタイラスで1秒間押さえるというのが、意外に緊張したりする・・。笑えるのは、レッツノートと並べて操作していた時、思わず、レッツの画面をスタイラスペンでクリックしてしまったことだ。あれ、動かないなと何度もクリックしてから気付いた。

液晶画面

640x240ドットなので狭いは狭いが、必要最小限のエリアは確保している。文字入力などを行うには何の問題も無い。表示も見やすい。電池の使用では、省電力の為に設定時間でバックライトが暗くなる。デフォルト設定だと、すぐ暗くなってしまう(キー操作やスタイラスペンで触れれば元に戻る)ので、気になる方は設定秒数を増やした方が良いかもしれない。なお、カラー表示については、6万5千色表示可能。

CFスロット

スマートメディアもP-in comp@ctも特にドライバも必要とせず、あっさりと認識されたのは嬉しかった。スロットは1個しか無いので、通信時とデータのやり取り時では、カードの抜き差しをちょくちょく行う必要がある。

バッテリー性能とP-in Comp@ctの通信速度の選択

メインバッテリー(リチウムイオン電池)、バックアップ用にCR2032(リチウムコイン電池)。両方外すとデータが消えてしまうので注意すること。駆動時間は、まだ使いこんでいないので解らない。カタログスペックでは、非通信時で約10時間、通信時で約5時間となっている。充電時間は5時間とやや長め(レッツノートが早いだけに少し気になる)。P-in Comp@ctは省電力設計とはいうものの、64K通信と32K通信で消費電力が異なる。自分の場合は、駅停車直前〜直後の接続が考えられるため、32Kの方が安定した通信ができるかもしれない。64K接続は速度面では魅力があるが、片方が切れると切断されてしまう(PIAFS2.0仕様の為)ことや、場所によって接続できないケースがある(デフォルトの設定では、その場合に32Kでリトライするのだが、時間のロスになる)。まあ、これは、これから実験してみないと何とも言えない。なお、前にも書いたが、P-in Comp@ctのアンテナは折らないように注意したい。

日本語入力

Pocket ATOKが付属しているので、これを使うことをお薦めする。デフォルトでは、オフになっているので設定からPocket ATOKを起動して使用許諾に同意するをクリックすれば、使えるようになる。この際は、リセット動作が必要(本体裏面にリセットボタンがある)。

PCとのデータ交換

ActiveSyncというソフトウェアが付属されており、PC側にインストールすれば、シリアル接続や赤外線ポートを介してデータの交換・同期・PC側からCEソフトのインストールなどが出来る。レッツノートで試してみたところ、機器は認識するのだが、接続まで到らず。当面、スマートメディア経由のデータ交換で支障が無いため、いずれ、気が向いたら原因を調査する予定。Pocket Wordで作成した文書をデフォルト形式で保存するとWordで読めない場合がある。Word側にCE用のWord文書を読むコンバータをインストールしなければならない。それが面倒ならば、Pocket Wordで保存する際に形式を指定すれば良い。Word95や97の形式で保存が可能。

インターネット接続とメール環境

インターネット通信設定ソフトがある。mopera、DreameNet、BIGLOBEなどのプロバイダ情報は予め登録されており設定が簡単なのかもしれない。自分は、OCNの設定を加えたのだが、特に問題は無かった。でも、はまる人も居そうなところ。詳細なマニュアルがあるようなので、そちらを読めば良いかもしれない。自分はマニュアルは最後まで読まないたちなので、どんな説明が書いてあるのかは不明。メールはまだ試していないが、ブラウザでホームページの閲覧を行ってみた。自分のページを見た感じでは、フォントサイズは中が限界。それ以下だと識別不能だ。掲示板の閲覧・書きこみも出来そうだ。いずれにしても、本格的に使う為には、まず、Sigmarionを修理に出さないといけない。でないと、通信中に突然切断されたりするので。これから購入する方は対策品になっていると思うが、売れ残りのようなものを買うときにはロット番号を調べて確認した方が良い。

ソフト環境

OS:Windows CE、Handheld PC Edition Version 3.01(Build 9011)
搭載ソフト:Pocket Office(Pocket Word、Pocket Excel、Pocket Access、Pocket PowerPoint)
       Pocket Internet Explorer Version 3.01、Pocket Outlook
       ActiveSync(ノートPCにインストールしてCE機とデータ交換や同期を行うソフト)
       Ink Writer(文字と絵が書ける。意外に使えるかもしれない。)

フリー&シェアウェアは、調査中。ftpクライアントソフトは、入手済み、後日、使用レポートをアップしたい。画像レタッチ(回転、トリミング、リサイズ、補正、シャープネス等出来れば良いのだが)ソフトは、未だ見つかっていない。ご存知の方がいたら、教えていただきたい。

ハード仕様(補足)

CFカードスロット(TypeU)×1(PCカードスロットは無いので注意)
携帯・DoPa・PHSインターフェース(ケーブル別売)
シリアルポート×1、赤外線ポート×1

使用レポート

朝の新幹線車内で使ってみる。このページをレッツノートからスマートメディア経由で取り込みMPエディタで開く。MPエディタは、テキストエディタのようなもの。HTMLファイルの編集には、Pocket Wordより向いているかなと思った次第。久しぶりにHTMLファイルのソースを直接のぞくことになる。ゲゲ、汚い。余計なタグも多く含まれている。ブラウザで表示したら見た目は一緒かもしれないが、それだけ余計な処理をし、アップロードやダウンロードにも無駄な時間を消費していることになる。すっかりダイエットするのは面倒なので気づいたところだけお手当をする。そして、見た目を逐次ブラウザで表示しながら確認する。このように、HTMLファイルのテキスト編集→保存→表示確認のサイクルは、いたってスムーズに行うことができる。